Vol.57 中小企業経営者が知るべき、「専門家」を活用して伸びる企業/伸びない企業の違い

経営者から色々質問されますが...

仕事柄、いろいろな経営者に色々なことを聞かれます。
「この商品は売れると思いますか?」「この立地でお客さんが来てくれるでしょうか?」
「うちの店を見てどう思いますか?」「うちの事業で何か改善するべきところはないですか?」
 
どんな規模、どんな業種・業態の会社であっても、経営者は、いまの会社の悪い状況や不安な状況を改善しようと、模索されているのですね。
 
こちらとしては質問をいただけば、当然、プロの視点でこちらの見解を述べたり、改善点をアドバイスしたりします。
しかし、「経営者へのアドバイス」を職業として長くやっていると、業績をの伸ばす社長とそうでない社長には、その「質問の仕方」「アドバイスの受け止め方」に大きな違いがあることが見えてきます。

伸びる会社の社長は、決断して行動する

 私は常々「経営能力はスポーツと同様、訓練されるものだ」と考えていますが、業績を確実に良くしていく経営者と話していると、運動神経ならぬ、「経営神経」の良さを感じます。合理的に広い視野で物事を考え、自分たちがどう動くべきか、どのタイミングで判断すべきか、よく分かっている。
 自社の課題を解決するために、自分に足りないものが、ある程度分かっている。自分たちでできることと、そうでないことが分かっている。なので、経営コンサルタントであれ、外部の広告会社であれ、インストラクターであれ、何かの専門家に助言を求める時には、「自分たちでできないこと」について助言を求める。経営のプロである社長が、別の分野のプロに見解を求めている、という感じです。
 飲み込みがよい、というのも「経営神経」の良い方の特徴。テニスをしていた人が、ゴルフやバトミントン等、面を作るスポーツをすぐ飲み込むのと似ています。
 論理的な判断をして納得がいけば、部下に指示を出したり、自ら動き始める。あとは動きながら修正箇所を見つけていく、という行動段階に比較的早く入ることができる。たいていの困難や障害は日常茶飯事として乗り越え(るように見える)、、、とにかく、ある程度の坂道でも、前に進むことができるのです。

成長する社長は「できない」という言葉に慎重

 逆に典型的に最も伸びないのが、聞いても何も決断しない人。決断しないので、何も行動できない。
不安な状況・不満な状況をとにかく人に話す。
 でも、専門家の意見を聞いておいて、「いや、でもお金が、、、」「いや、でも時間がとれなくて、、」「いや、でもそういうのはあまり得意じゃないんで、、」「いや、それは、、」と、できない理由が並ぶ。
 ん?それはアドバイスがその人に合わなかったんじゃないか?だから、その人はできない理由を述べているのではないか?...と思う方もいるでしょう。
 たしかに、専門家との相性や好き嫌いはあるでしょう。しかし、スポーツにしろ、経営にしろ、合理的な観点で見て、やらなければいけないことやその手順は、だいたい決まっています。
 ある程度経験を積んだ経営コンサルタントは知っていますが、できない理由を並べる人は「できない」と言い続ける。そして、「できない」という言葉に無防備です。そして、「できない」という言葉に負けます。
 結局、目の前の悪い状況を変えることができない。売上を伸ばしたいと言いながら、利益を出したいと言いながら、何ら状況を変えることができない。
 一方で、行動する社長、成長する社長は、「できない」という言葉に極めて慎重です。それを言葉にしてしまうと、ほんとうにできないことが分かっている。「できる」「やる」と決断しなければ、成長も何もないということが分かっている。そして、「できる」まで「やる」。だから成長するのですね。
 恐らく、できない理由を述べ続ける方々は、心の深い部分で現状に留まっていたいのだろう、本当は成長したくないのだろう、経営をする心構えができていないのだろう、と私は判断します。

決断して行動する以外に道はない

大雑把にいって、経営は
 「目標を決める情報収集する→決断する→行動する→失敗する→修正する」の繰り返し。
 
相手がプロであれ、人に聞いて上達するようなものではない。
机上で勉強して上達するものでもない。
売上を上げるのは、言ってみれば「かなり難易度の高いスポーツ」です。
「顧客」という移り気なふらふら動く的、しかも日々変化していく的に向かって、自社商品というボールを投げ、得点しなければならない。しかも、多くの敵が、あなたと同じその的(顧客)を狙っている中で、点を取り続けなければいけない。しかも、ゲームを始めるにも続けるにも、お金はかかり続ける。
実際、経営は、失敗する人が多いゲームです。
 
しかし、うまく売上を上げ、利益を上げる喜び、しかもお客様に喜んでもらえ、社会を良くしていけるという喜びは、リスクや困難さを上回り、だからこそ、私たちは困難なチャレンジを続けるのです。
しかし、まず初めに、経営者の「自分たちにはできる」「自分たちはやるんだ」と決断がなければ、何ごとも始まりません。何も始まらなければ、何も前進しません。事業を大きく変える必要があるならなおさらのこと。
 
さて。
 
皆さんの会社の課題は何でしょうか?
どうなりたいのか?
そのために自分たちは何をしなければならないのか?
専門家に聞くのは良いことです。信頼できる経営者仲間に聞いてもいいでしょう。
でも、最後は、必ず、経営者自身が「やる」「できる」と決断し、行動する必要があります。
あなたは、たどりつきたい場所に向かって、確実に前進していますか?

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